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ANAグランドスタッフインタビュー #02


2021年4月からANA(全日本空輸)中部空港株式会社の社員4名が、国際交流センターのスタッフに加わり、一緒に活動することになりました。4名のANAでの仕事や、愛知学院大学でどのような活動をしているのかレポートします!
第2弾である今回は、系列校である愛知高校で働いている中垣さんです!

──ANAでの仕事、就職のきっかけについて教えてください。
「私は国際線のチェックイン業務、到着した飛行機の荷物を管理する業務などを行っていました。就職については、私は英語が好きで、みんなに英語を好きになってもらいたいという思いから教員を目指していましたが、段々と海外の人たちに日本のことを好きになってもらいたいと思うようになり、日本の窓口とも言える空港で働こうと考えました。ANAの理念に「あんしん、あったか、あかるく元気!」という言葉がありまして、それが就職したときに一番印象に残っている言葉です。私もいつも心がけています」

──空港での仕事のやりがいを教えてください。

「昨年から一つの便の責任者になりまして、今日は何人のお客様が乗って、その中に車椅子のお客様が何人いて、乗り継ぎがどうなっていて…といったその便に関わるすべてのことを把握し他の役割の方と連携してお客様全員が安全に搭乗できるよう働いていました。一便の飛行機を飛ばすために想像以上にたくさんの人たちが関わっている。達成感を感じられる仕事だと思います」

──学生時代について教えてください。
「学部は教育学部でした。部活動はラクロス部で週5日活動していました。ラクロスは大学から始める人がほとんどで、みんな同じスタートラインである点も魅力でした。新しいことを始めるのが好きなんです。歌うことも好きで、インカレのアカペラサークルにも入っていました。ラクロス部もアカペラサークルも大学間での横のつながりが強く、他大学の友達がたくさんできました。こういった人間関係の構築は、部活動やサークル活動でしかできないことだったと思います。アルバイトはスターバックスでしていて、それがすごく楽しくて。海外のスターバックスでも働きたい!と思って、大学3年生のときにワーキングホリデーのビザを取ってカナダへ行きました」

──学生時代の英語学習について教えてください。
「海外ドラマと洋楽が好きで、それぞれ勉強に取り入れていました。海外ドラマは特に学園ドラマが好きで、外国の学校ってどんな感じだろうと思ってよく見ていました。洋楽は、まずは聴いてから歌詞を調べる、ノートに歌詞を全部書き写してみて知らない単語を詳しく調べる。そして、その歌を完ぺきに歌えるようになるまで練習するという流れでやっていました。自分が楽しいと思ったり興味があるものに英語を通して触れるという意識です。SNSで好きな海外アーティストの投稿を解読するとかも。資格試験は、TOEIC、TOEFL、英検に取り組みました。いま愛知高校の英語研究部で高校生に対して英検対策を教えているので資格試験に取り組んだ経験が活きています」

──カナダでのワーキングホリデーについて教えてください。
「カナダへ行ってはじめの2か月間語学学校に通っていました。スターバックスでのアルバイトは、日本とは比べ物にならないくらいメニューが多くて大変でした。そもそも採用の段階で何回も落とされて…。採用してもらうためにまず顔を覚えてもらおうと思って、5店舗くらい通いました。それで採用してもらえた店舗が一店あって、ようやく働きはじめることができました。お客様はみんなフランクで、私の名前も覚えてくれて、アットホームな環境でした。でも、はじめの3週間はずっと泣いてましたね(笑) とにかく言葉がわからない。喋るスピードが速いし、加えてお客様それぞれがオリジナルのオーダーを持っていてカスタマイズが多い。正直なところもっとできると思っていたんですけど、全然聞き取れなくて…言葉の壁にぶつかりました。でも、週5日働いて鍛えて、帰るころにはすべてわかるようになりました。最後は一人でお店をやっていました。日本のようにはじめにきっちり教えてくれるのではなく、「見て覚える」教育体制だったので、そういう部分の違いにもはじめは戸惑いました。実際に行ってみないとわからなかったことばかりです」

──愛知中学・高校での仕事について教えてください。
「英語のネイティブの先生が行う授業の補佐をしています。文法事項の説明などは日本語のほうがわかりやすいので私が担当しています。他には、英語で行うゲームを考えて、実際にそれを授業でやっています。始めるまでは、もともと私が来るまではなかったポジションの仕事なので、みんなの力になれるのかとても心配でした。でも、始めてみたら日本語の補助を必要としている生徒はいて。授業への積極的参加を私がアシストすることで、生徒たちが頑張って英語を聞こうと前向きな姿勢になってくれることにやりがいを感じています。みんなフレンドリーに話してくれて、「先生わからないんだけど」とか普通に言ってくれます(笑) 生徒たちの取り組みに対して、「それいいねー」とか言ったり、積極的に声掛けをして、なるべく生徒たちと近い存在でありたいと思っています。授業中に気軽に質問などできる雰囲気を作りたいです。他には高校3年生の総合の授業でANAの企業紹介を行っています。ANAに入りたい、航空系に興味あるという生徒も何人か聞いています。「男の子も入れるよー」と勧誘もしています(笑)」

──愛知中学・高校での仕事について、今後の展望を教えてください。
「生徒たちに英語を楽しいと思ってほしいです。ネイティブの先生が学校にいて週に一回授業を受けられるってとても恵まれた環境だと思います。でもそのことに意外と気づけない。遊ぶ時間だと思っている生徒もいます。この機会を逃さないでほしいから、まず英語を楽しいと思ってもらえるようなゲームや授業の展開を考えていきたいです。そして、この授業は本物の英語に触れられる機会だよということを生徒たちにうまく伝えて、学校生活の中でたくさん英語に触れてもらいたいと思います」
──最後に、大学生に向けてメッセージをお願いします。
「大学生のうちは自由に使える時間がたくさんあるので、自分が興味を持てることがあれば何でも手足を伸ばして挑戦してみてほしいです。…とはいっても今は多くの活動が制限されていると思います。でも、制約の中でしかできないこと、思いつかないこともありますし、逆に今エネルギーをいっぱいためて、事態が収束したら絶対○○するぞ!って目標を設定したり計画を立てるのも良いと思います。諦めずに新しいことに挑戦し続けてほしいです」


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